眠れない夜の散歩道

ベトナム帰りの50代男が綴る東京生活

人に親切に

「人に親切にする」特に見知らぬ他人に親切にすることを私はモットーにしている。
とは言っても、実際にはなかなかできることではありません。
まず、そもそも機会があまりない。
長時間街をウロウロしたり人と接する仕事をしたりしているのならば、日常生活の中にそのような機会がたくさんあるのかもしれない。でも、私の場合は一人暮らしだし、事務所も一人でやっているので、他人と接する機会がとても限られている。
最近何か人に親切にしたことはないかと必死に思いだしてみると……。次の人が来るまでドアを開けたまま押さえておくとか、事務所のビルを掃除してくれるおばさんにあいさつするとか、そのくらいしか出てこない。そんなの当たり前のことで親切のうちに入らないし……。
ああ、そういえばちょっと前にセブンイレブンのコーヒーマシンの前で立ち尽くしていた60代と思われる男性に使い方を教えて上げたことがあるな。セブンイレブンに限らず、コンビニのコーヒーマシンの使い方って知らない人には難しいですよね。
それから外国人に駅への道順を聞かれて教えたことがあるけど、これはもう1年くらい前の話だ。
チャンスを待っているのではなくこちらから積極的に行動しないと、人に親切にするのもなかなか難しい。
そういえばこんなことがあった。
ある日電車に乗って座っているとおばあさんが乗ってきたのだけれど、立ったのが私の席から少し離れた場所だった。
席を譲ってあげたいと思ったものの、ただ立ち上がったら目の前に立っている若者が座ってしまいそうだ。かといって、ちょっと離れたおばあさんに声をかけてから立ち上がるという勇気も出なかった。
「人に親切にする」を心がけると言っても、そう思っているだけでは意味がないなと年末にあたって感じてる。
来年は実践する方法を考えてみよう。