眠れない夜の散歩道

ベトナム帰りの50代男が綴る東京生活

日本のミステリーを読んでみた

推理小説、ミステリーが好きだ。

コナン・ドイルシャーロック・ホームズをはじめとして子どもの頃から様々な作家の小説を読んできた。が、読むのはもっぱら海外のミステリーで、横溝正史をほぼ唯一の例外として日本のミステリーはほとんど読んでいなかった。
世界水準から見れば日本の小説なんてレベルが低いに違いないと思っていた。たしかに横溝正史はおもしろいが、他はそんなことないだろうと。

最近になって、ふとしたきっかけから日本の現代作家のミステリーを手に取ってみた。何の知識もないので、ネットで「日本のミステリーベスト」みたいなものを調べ、そこに挙げられている作品から読んでみる。
実際に読んだのは以下のような作品だ(順番には意味なし)。

悪の教典 (文春文庫) 貴志 祐介 (著)
イニシエーション・ラブ (文春文庫) 乾 くるみ (著)
セカンド・ラブ(文春文庫) 乾 くるみ (著)
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) 歌野 晶午 (著)
隻眼の少女 (文春文庫)麻耶雄嵩(著)
あぶない叔父さん(新潮文庫) 麻耶雄嵩(著)
仮面山荘殺人事件 (講談社文庫) 東野 圭吾 (著)
容疑者Xの献身(文春文庫)東野 圭吾 (著)
十角館の殺人(講談社文庫) 綾辻 行人 (著)
どんどん橋、落ちた(講談社文庫) 綾辻 行人 (著)
ゴールデンスランバー(新潮社)伊坂 幸太郎 (著)
アヒルと鴨のコインロッカー(創元推理文庫)伊坂 幸太郎 (著)
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) 道尾 秀介 (著)
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) 原 尞 (著)
天使たちの探偵(ハヤカワ文庫) 原 尞 (著)
月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫)有栖川有栖 (著)
46番目の密室(講談社文庫)有栖川有栖 (著)
99%の誘拐(講談社文庫)岡嶋二人 (著)

他にも図書館で借りて読んだものがあったと思うが、今手元になく思い出せない。
このリストの中には最後に読者をあっと言わせる大技を駆使した作品がいくつかある。そりゃないだろうと思うものもあるが、そういう大きなトリックを仕掛けようとする作者の心意気を私はよしとする。
気が向いたらおいおい感想を書いていくつもりだ。

今日はとりあえず本の紹介だけにしておく。